近頃、世界各地で地震が発生しているのをご存じでしょうか?
日本時間の9月11日(日)、ニューギニア付近でM7.7の大地震が発生、また、3日後の日本時間9月14日(水)、南太平洋でM7.0の大地震が発生するなど、1週間に2回も大地震が発生しています。
今回の記事では、南太平洋で起きたM7.0の大地震について取り上げていきます。
今回の地震が発生した場所

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今回地震が起こった場所は、日本から南に6,500km行ったところにあるバヌアツ共和国という島国で地震が発生しました。
バヌアツってどんな国?
人口30万人、面積が12200㎢と新潟県とほぼ同じ大きさほどの国です。
バヌアツには、ヤスール火山と呼ばれる活発な活火山があります。
また、名物として「牛」が有名です。バヌアツビーフと呼ばれ、一般的な牛と比べて柔らかくおいしいのが特徴です。
今回の地震と日本の関係性とは

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「バヌアツの法則」
突然ですが、「バヌアツの法則」というものをご存じでしょうか?
バヌアツの法則とは、バヌアツで大地震が起こると日本で地震が起きるとされている法則の事です。
そこで、1つの事例をあげます。
2016年4月にM6を超える地震がバヌアツで多発しました。その後、同年4月14日に日本の熊本県でM6.4 震度7を超える地震が発生したという事例があげられています。
このほかにも、バヌアツの法則に基づくような事例があることから、「関係性があるのでは?」と言われています。
「バヌアツの法則」はウソ? ホント?
上記のような事例はありますが、全てがバヌアツの法則に当てはまるとは言い切れません。
過去100年間のバヌアツで発生したM7.0以上の地震の数は71件とされています。
それに対し、過去100年間の日本で発生したM7.0以上の地震の数は192件と比例していないことがわかります。
ですので、100%「バヌアツの法則」があるとは言えないことがわかります。
ただし、日本とバヌアツどちらにも言えるのが、地震に油断してはいけないということです。
地震が発生した時にはどうしたらよいか

https://www.photo-ac.com/main/detail/24224259
日本では「南海トラフ地震」や「首都直下地震」は、どちらも30年以内に70〜80%の確率で発生すると考えられています。
そのため、明日にでも地震が発生する可能性が十分にあります。そこで、実際に地震が発生した際に、どのような行動をとるべきなのかを紹介します。
- まずは安全確保
地震が発生したら、まずは安全を確保しましょう。窓や扉を開けて逃げ道を確保し、地震の揺れが収まるまで机の下などで落下物から身を守りましょう。
- 火気注意
地震での二次災害によって火災が発生する可能性が考えられます。
ガスコンロを止めることや、暖房器具の転倒を確認するなど火災の原因となるものに注意しましょう。
- 正しい情報を入手
地震が発生しても落ち着いて、ラジオやインターネットを使って正しい情報を入手するようにしましょう。
- 安全な場所へ避難
正しい情報が入手できたら、周辺の様子を伺いながら情報を収集したりするなど最適な行動を取れるようにしましょう。

まとめ
地震発生時にできることなどを紹介しましたが、「備えあれば憂いなし」という言葉があるように、今一度、改めて身の回りの安全を確認することをおススメします。
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