皆さんが普段使用しているスマホやタブレット。
1日中使っているとバッテリーが足りなくなることもあるのではないでしょうか?
そんな時に役に立つのがモバイルバッテリー。持ち歩いている人も多いのではないでしょうか?筆者の私もコンセントが使えない環境に備えてPC用とスマホ用の予備の電源としてモバイルバッテリーをいつも持ち歩いているくらい多用しております。
しかし、モバイルバッテリーからの発火で火災といった事故が起きていることを知っている方は少ないのではないでしょうか。
今回はモバイルバッテリーからの発火の理由と解説をするのでこの機会にお持ちのモバイルバッテリーを見直してみてください。
モバイルバッテリーの発火の理由
モバイルバッテリーにはリチウムイオン電池という電池が使われている製品がほとんどです。このリチウムイオン電池は他の電池と比べ軽く小さな体積でも、高い電圧で放電できる優れモノです。
しかし、このリチウムイオン電池にも欠点があります。それは非常にデリケートな内部構造になっているため、衝撃や熱、劣化に弱くそれらが原因で破損しやすい面も持っています。そして良く発火の原因になっているのが劣化した時に電池内の電解質が酸化しガスが発生し、電池が内部から膨張され外部から衝撃により発火します。
モバイルバッテリーが原因によって起きた火災や事故
2016年11月 大阪府大阪市中央区の住宅で、充電中のモバイルバッテリーが破裂し、室内を若干焼損する火災が発生しました。その後、火災の原因となったモバイルバッテリーを輸入販売していた株式会社ハックは火災が発生する恐れがあるとしてリコールを発表しました。
2018年11月 走行中の東北新幹線の車両内で乗客のモバイルバッテリーから煙が発生し列車が緊急停止し4人が搬送され新幹線の乗客720人が後続列車への乗り換えを余儀なくされました。
モバイルバッテリーを安全に使う方法
リコール対象品ではないか、リコール情報確認
異物混入や組み立ての不具合など製造上の不具合など、製造上の不良により起こる事故があるので手元のモバイルバッテリーがリコール対象商品かどうかを確認することが重要です。
モバイルバッテリーに負荷をかけない
モバイルバッテリーを落としたり、ズボンのポケットに入れ中で押されている、炎天下の車内に置いたまま放置など衝撃や長時間圧力をかけた状態、高温には発火の危険性が十分ある為気を付けてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか
モバイルバッテリーは非常に便利なアイテムですが、紹介したように管理がしっかりされていないと比較的火事の少ない夏であっても発火し火災や事故の原因となります。
モバイルバッテリー以外にも皆さんが持ち歩いているアイテムが火事や事故の要因にやることがあるので今一度普段使っているものや今のような季節の変わり目だと今年初めて使うものも多かったりするので使っているものの正しい使い方・保存方法を調べたりや、メンテナンスなどをしっかりしてみてください。

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