台風14号が九州に上陸しましたが、みなさんは台風の日にコロッケを食べる文化がじわじわと定着していることをご存じですか?
「都市伝説」とも謳われているこの風習の発端は、某ネット大型掲示板に書き込まれた一文でした。なぜ、ここまで全国的に流行したのか、その過程を詳しく紹介します。
「台風コロッケ」とは?

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「台風コロッケ」という言葉を知っていますか?
これは、台風が来るたびにSNSを中心に話題となるワードです。「台風にちなんだコロッケ」というわけではなく、「台風が来るからコロッケを食べる」という意味だそうです。台風が来そうになるとコロッケを買うという人が増えてきています。
元ネタは?

https://www.photo-ac.com/
この元ネタとなったのが、大型ネット掲示板の2ちゃんねる(現5ちゃんねる)です。
きっかけは、2001年の8月21日に台風速報のスレッドに書き込まれた、
という文章。
一般的に、台風前に備える食糧といったら、カップ麺やレトルト食品、飲料水などの保存食ですが、この何の脈略もないコロッケ大量購入報告がスレ住人の笑いを誘い、「コロッケを食べたい」という人が続出。これが、ネット上で「台風の日はコロッケ」という風習が定着した由来となります。
SNSでも台風コロッケが定番化

https://www.photo-ac.com/
しばらくは、大衆には普及せず、ネット界隈を中心に流行しましたが、2012年6月の台風4号の時にTwitterのトレンドワードにランクインしたことで、ネットメディアが取り上げ、認知されました。現在は、TwitterなどのSNSを中心に世間一般に知られるようになりました。
台風14号でのTwitter上の反応
台風だからコロッケ買って帰ろう
— ちえ (@chie195) September 20, 2022
そういえば台風来たのにコロッケ食べてねぇ
— すこジラ (@kemona_arupak) September 20, 2022
イマイチ台風コロッケの文化よくわかんねぇんだけど…
— 🌻茶屋 みなも🌻 (@minamo_mv24) September 20, 2022
ネット上には「台風コロッケ」のツイートで溢れており、その文化は依然として廃れていないようです。
中には、「よくわからないけど台風が来たらコロッケ食べるらしいから買ってきた」というようなツイートもあり、まだまだ「なんとなく流行っているらしい」といった感じです。
元ネタが周知されているわけではないようです。
まとめ
ネットを中心にじわじわと拡大し、多くの人に認知されるようになった「台風コロッケ」。
SNS社会になったこともあり、「台風が来るからコロッケ買ってこよう」とか「コロッケつくらなきゃ」といった投稿をする人が増えました。
今は面白半分で台風にコロッケを食べる人が多いかもしれませんが、いずれは日本の台風シーズンの風物詩として定着するのかも?

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