近年異常気象や海面上昇など、世界中で温暖化の被害が深刻化しています。日本でも連日猛暑など、異常気象の報道が多くなされました。
そのような中、1つの温暖化対策として昆虫食の注目度が上昇しています!
虫を食べることがどう温暖化対策に貢献するのか?今回は経済効果やメリット、そして気になる日本への普及度合いなど昆虫食の魅力に迫っていきます!
驚愕の経済効果
2013年に国連食糧農業機関が食糧難を乗り越える策として昆虫食を推進する報告書を発表しました。それをきっかけに昆虫食が徐々に注目されるようになったのです!
バークレイズ(Barclays)の最新のレポートによると、昆虫食経済効果は2030年までになんと約8600億円規模までに成長するという見込みがあります。世界ではすでに130か国、約20億人が定期的に虫をたべていると言われており、市場規模はますます拡大していくと考えられます!
昆虫食がなぜ温暖化対策に有効?
ところで、虫を食べることがどう温暖化対策につながるのでしょうか?
人口増加や異常気象による深刻な食糧不足を補うため昆虫食が推進されますが、大きく2つのポイントがあります。
畜産と比較してタンパク質を生産するのに必要な資源が大幅に少ない
例えば、昆虫食の1つであるミルワームは、2キロの食べ物を与えるだけで1キロの食用タンパク質が得られます。
一方、牛肉で同じ量のたんぱく質を得ようとした場合、およそ10倍の食物と10倍の飼育スペースが必要な上に、さらに18倍もの温室効果ガスを排出する換算になります。
タンパク質などの栄養価が高い
昆虫食はタンパク質などの栄養価が非常に高く、少ない量で簡単に栄養を摂取できます。そのため、廃棄の量が減り、無駄な資源も使わず、圧倒的に飼育も簡単であるため温暖化対策に大きな効果をもたらすと考えられます!
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日本でも昆虫食は当たり前に!?
あの虫まで、、、。昆虫食自販機増加中!?
皆さんは昆虫食自販機をご存じでしょうか?
その名の通り昆虫食を販売している自動販売機であり、国内で増えつつあるのです。
気になるその中身とお味なのですが、
ゲンゴロウ・蚕・バッタ・コオロギ・蝉などたくさんの種類の虫が販売されています。食感がしっかりしており美味しく、ご飯が進む味だそうです。
地域によっては郷土料理で日常的に食べられており、次世代のご飯のお供として食卓に並んでいるかもしれません。気になる方はぜひ食べてみてはいかがでしょうか。
SDGsなどの環境意識の高まりやコスト削減のトレンドもあり、これから昆虫食を取り入れる動きが盛んになるのは「確実」と言えます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
昆虫食のメリットは大きく、日本でも日常的になる時もそう遠くないかもしれません。ただ、見た目が悪いというデメリットがあるため、苦手な方は粉状にする、など食べ方を工夫する必要があるかもしれません・・
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