8月下旬になり、夏休みが明け、子供たちの登校が再開となった方が多いのではないでしょうか?しかし、休み明けの今、気をつけるべきことが沢山あります。
そもそも小学生の交通事故が多い
交通事故の発生件数を学年別(幼児、小学生、中学生)でみると、小学生が60%を占めています。
小学生の歩行中の交通事故をみると、小学校1年生の死者・重傷者数は6年生の約3.7倍、死者に絞ると1年生は6年生の7.0倍に上ります。
(参照:小学校1年生の歩行中の死者・重傷者は6年生の約3.7倍!新1年生を交通事故から守るには? | 暮らしに役立つ情報 | 政府広報オンライン (gov-online.go.jp))
実際に、8月18日同一県内において2件、小学生が被害者となるひき逃げ事件が相次いで発生しました。
事故は意外と身近!?
次に注目したいのが、子供との事故が起きやすい時間と場所です。
中学3年生までの子供の交通事故による死傷者は、
半数近くが14時〜18時に集中しています。この時間帯は、まさに子供が学校から帰宅する時間帯に当てはまります。
また、上記死傷者の約6割が自宅から500m以内のいわゆる生活道路で発生しているのです。
(参照:交通統計 平成25年版(公益財団法人 交通事故総合分析センター))
普段の状況であっても、子供の登下校時は事故リスクがとても大きいということが分かります。

夏休み明けの事故に要注意!
通常時においても、登下校時の小中学生の事故率が高いことが分かりました。しかし、夏休み明けの8、9月には別の危険も潜んでいます!
1つ目は、自動車の事故データによると、事故は〈休み明け〉に多いという統計があることです。これは、夏休み中に子供が少なく、油断していたドライバーがスピードを出しすぎることなどが原因だと考えられます。(参照:事業用自動車の事故統計(国土交通省))
2つ目は、台風の発生です。
台風は、7月〜10月にかけて増えます。特に上陸数が多いのが、8月と9月です。
台風上陸時にはさらに危険が伴います。
①自動車は雨天時に路面が滑りやすくなる
②ゲリラ豪雨に遭った時は乾燥した道路に雨が降り、泥やホコリが雨に混ざって非常に滑りやすい状態になる
③雨が降ると当然ワイパーを動かすため、激しい雨では周りが見えない
④サイドミラーなども見にくく、視野の確保が十分にできていない
⑤強い横風を受けると車体から衝撃が伝わり、慌ててハンドルを切って事故につながるおそれがある
台風上陸時には、休校となることもありますが、登校しなければならない可能性も十分あります。これからしっかりと対策をすべきでしょう。
まとめ
以上のように、夏休み明けの今こそ危険なのです!
せっかくの夏の楽しい思い出が事故で台無し・・。なんてことがないように、しっかりと対策をして、休み明けの学校生活をスタートさせましょう!!

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