今ネット上では「ヤクルト1000」が連日話題になっています。
あまりの人気で「商品がなかなか手に入らない」といった声が多く出ており、販売店に限らずヤクルトの営業所でも売切れが続出しているようです。
なぜ「ヤクルト1000」はこんなにも注目を集めているのでしょうか。その秘密を紹介していきます。
どこで買えるのか
全国各地で品切れ状態のヤクルト1000ですが、一体どこで入手できるのでしょうか。
本来であれば、様々な場所や方法で購入できるみたいです。
・自動販売機
・コンビニ(Yヤクルトのみ販売)
・ヤクルトレディから購入する
・直接、営業所に行って購入する
・公式サイトからネットで定期注文する
しかし現在、スーパーをはじめ、自動販売機やコンビニでも売切れが続出し、入手困難な状況が続いています。
6月に入るまでは直接営業所に行けば、購入可能だったみたいですが、さらにSNSで注目を浴び、現在では生産が追い付かず、センターにも在庫がなくなっているようです。
全国的に需要が高まり、おそらくどこの営業所でも販売が難しくなっているのでしょう。
ネット販売では
人気なのは店頭販売に限らず、ネット販売にも影響が広がっているようです。
ネットから定期注文ができる「ヤクルト届けてネット」は新規の申し込みを一時休止しています。(2022年7月23日時点)
再開時期に関しては、決まり次第「ヤクルト届けてネット」の公式サイトで発表されるようです。
なぜ人気なのか
ここまで「ヤクルト1000」が注目を浴びるようになったのは、4月にマツコ・デラックスさんがテレビで紹介されたことがきっかけのようです。
そこから一気に火が付き、一斉に全国のコンビニやスーパーから「ヤクルト1000」の姿がなくなりました。
ではなぜ現在もその火が消えることなく、人気が続いているのでしょうか。
それは「ヤクルト1000」が持つ3つの効果が理由として挙げられます。
3つの効果
- ストレス緩和
- 睡眠の質向上
- 腸内環境の改善
これらはヤクルト1000に含まれる「乳酸菌シロタ株」によるものだと紹介されています。
詳しい説明は公式ページに記載されていますので、気になる方は見てみて下さい!
では、それぞれの効果について見ていきましょう。
ストレス緩和
ヤクルトの研究により、試験前のストレスがかかる状況で、乳酸菌シロタ株を1000億個含む飲料を継続して飲むと、ストレスを緩和する作用があるということが確認されています。
「コルチゾール」というストレスを受けると分泌されるホルモンの上昇を抑えることができ、実際に体感するストレスもやわらいだとの報告があります。そのため、ヤクルト1000はストレス緩和に役立つと言われています。
睡眠の質向上
ヤクルトの研究によると、乳酸菌シロタ株を1000億個含む飲料を継続して飲むと、睡眠の質が向上するということが確認されています。
深い眠りが増え、起きたときの眠気が軽減するといったように、ヤクルト1000を飲み続けると睡眠の質が高まることが期待できます。
腸内環境の改善
ヤクルトの研究によると、乳酸菌シロタ株を400億個含む飲料を継続して飲むと、便秘や軟便関わらず、お腹の調子を整える効果があったことが確認されています。
乳酸菌は腸内の良い菌を増やし、腸内環境を整えるのに役立ちます。
普通のヤクルトとは何が違う?
普通のヤクルト(※)との違いは先程紹介した「乳酸菌シロタ株」が含まれている数です。
(※本記事ではNewヤクルトを普通のヤクルトとして取り扱っています。)
乳酸菌シロタ株の密度
●ヤクルト1本に含まれる乳酸菌シロタ株
ヤクルト1000:1000億個
普通のヤクルト:200億個
●ヤクルト1本の内容量
ヤクルト1000:100ml
普通のヤクルト:65ml
●1mlあたりに含まれる乳酸菌シロタ株
ヤクルト1000:10億個
普通のヤクルト:3億個
内容量も合わせて見てみると、1mlに含まれるシロタ株の量が明らかになります。
『ヤクルト史上最高密度の乳酸菌シロタ株』とパッケージにも書かれているように、数字で見てみると高密度でぎゅっとシロタ株が含まれていることが、より分かります。
機能性表示食品
しかしヤクルト1000は「機能性表示食品」である、という点は抑えておく必要があります。
つまり、ヤクルト1000は「ストレス緩和」「睡眠の質向上」などの特定の保健の目的が期待できることを表示するものであり、あくまでも感じ方には個人差があるということです。
一方で普通のヤクルトは「特定保健用食品」にあたります。
つまり、普通のヤクルトは関与成分の有効性・安全性を消費者庁が個別に審査した結果、「腸内の環境を改善し、おなかの調子を整えます。」という特定の保健機能について表示する許可を得たものということです。
それぞれの機能や効果を理解した上で、購入・摂取することがなによりも大事なことです。
ネット上の反応
多方面で引っ張りだこの「ヤクルト1000」ネット上では、今も大賑わいです。
SNS上では
「1か月ヤクルト1000生活」や「ヤクルト1000を飲むと悪夢を見た」などと更に注目を浴びています。
インフルエンサーも入手困難
YouTuberのヒカキンさんは「ヤクルト1000買えるまで帰れません」 という企画を行っていました。
動画の中では乃木坂駅、明治神宮前駅、神田駅など、多くの自動販売機を中心にはしごされていましたが、すべて完売しており、最後にネットの情報で行きついた秋葉原6番線のホームでようやく購入できていました。
自動販売機は定期的に補充がされるという点から、タイミングが良ければ買えるかもしれません。
高額転売相次ぐ
また、その人気の高さから高額転売が相次いでおり、大手フリマアプリ「メルカリ」は食品の出品に関するガイドライン(要冷蔵食品の出品)に違反しているとし、出品を削除していると明らかにしています。
しかし個人向けのEC開設サービス「メルカリShops」では要冷蔵食品であっても、クール便などの配送サービスを利用すれば規約違反でないことから、配送の要求を満たす出品は可能とのことです。
この他にも、大手ECサイトAmazonなどでも高額転売が確認されており、ヤクルトは「乳製品は冷蔵保存が必要で、管理に十分な注意が必要な商品。ヤクルトレディなどの正規ルートでの購入をおすすめします」と注意を呼びかけています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ヤクルト1000の人気がこれほどまでに高い理由が分かりますね。
7月に入り、増産が進んでいるということで、これから皆さんの周りでも見かけることが増えるのではないでしょうか。
見かけたらラッキー♪という気持ちで、是非コンビニやスーパーを覗いてみてください!
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