2022年4月1日、SNS上では、埼玉県などの関東エリアの地震雲の目撃情報が多くなっています。
今回は、防災管理者の筆者が「気象庁発表」を含め紹介します。
地震雲について
今外見たら地震雲あった……
今日も地震あるかもだからみんな気をつけて!— ぱるむ🌸💭:ゆきのくん天使(꒪˙꒳˙꒪ )໒꒱ (@parumu_yade) April 1, 2022
昔から帯状の雲などは地震雲とされてきました。
気象庁が発表している内容としては、地震雲と地震の発生については、一定頻度で発生する全く関連のない現象が、起きたため、科学的根拠はないと説明しています。
下記に公式ホームページの内容を紹介します。
地震雲はあるのですか?
雲は大気の現象であり、地震は大地の現象で、両者は全く別の現象です。大気は地形の影響を受けますが、地震の影響を受ける科学的なメカニズムは説明できていません。「地震雲」が無いと言いきるのは難しいですが、仮に「地震雲」があるとしても、「地震雲」とはどのような雲で、地震とどのような関係で現れるのか、科学的な説明がなされていない状態です。
日本における震度1以上を観測した地震(以下、有感地震)数は、概ね年間2,000回程度あり、平均すれば日本で一日あたり5回程度の有感地震が発生していることとなります。震度4以上を観測した地震についても、最近10年間の平均(2011年と2016年を除く※)では、年間50回程度発生しています。このように地震はいつもどこかで発生している現象です。雲は上空の気流や太陽光などにより珍しい形や色に見える場合がありますし、夜間は正確な形状を確認することができません。形の変わった雲と地震の発生は、一定頻度で発生する全く関連のない二つの現象が、見かけ上そのように結びつけられることがあるという程度のことであり、現時点では科学的な扱いは出来ていません。

インターネットの反応
所沢の方にスーッと上がる地震雲(4月1日)。 pic.twitter.com/csTnKsEKZa
— パパス (@Paprts) April 1, 2022
今回の地震雲についてインターネット上では
「地震雲に近い…… 阪神大震災の時見ました……」
「地震雲なんて存在しないですよ。 先程天気予報士がそう言いました。」
「地震雲とかいわれる雲でしょうか?あるいは飛行機雲の残りとか。 こちら横浜でも夕方見ました。」などの意見が上がっています。
地震雲とかいわれる雲でしょうか?あるいは飛行機雲の残りとか。
こちら横浜でも夕方見ました。
— 野良猫タクシー (@LucDriverNT) April 1, 2022

まとめ
いかがでしたでしょうか。2022年4月1日、SNS上では、埼玉県などの関東エリアにおいて地震雲の目撃情報が多くなっています。このような地震雲が発生した場合、地震などの前兆になる可能性もありますので、十分ご注意ください。
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