2014年に国の名勝に登録、那須湯本温泉近くの那須岳ある殺生石が割れてしまう事態になりました。
今回は、不吉すぎる事態に狐好きの筆者が解説します。
今回の経緯
2022年3月5日、栃木県那須町国指定の名勝史跡「九尾の狐」伝説で知られる「殺生石」が真っ二つに割れていると報道されました。
那須町観光協会では、2022年3月5日、SNS上で殺生石が割れている写真が掲載されていると報告があり、現地確認した所、殺生石が2つに割れていたことが判明しました。

殺生石
殺生石は那須岳の丘陵が湯本温泉街にせまる斜面の湯川にそったところにあります。大昔、中国やインドで悪行をつくした「九尾の狐」伝説にまつわる史跡です。狐が化身したといれる大きな岩の
周辺では、今なお独特な硫黄の香りが漂っています。 また、俳人松尾芭蕉もこの地を訪れ「奥の細道」には、「殺生石は温泉の出づる山陰にあり。石の毒気いまだ滅びず、蜂蝶のたぐひ真砂の色の見えぬほど重なり死す。」と書き、次の句を詠んでいます。 石の香や 夏草赤く 露あつし指定名勝「殺生石」 ※殺生石は「おくのほそ道の風景地」の一群をなすものとして、平成26年3月18日“国の名勝”に指定されました。引用:国指定名勝「殺生石(せっしょうせき)」と那須伝説「九尾の狐」 | 那須町行政ページ (nasu.lg.jp)

割れた原因について
割れた時期や原因は不明ですが、ひびが入って自然に割れた可能性を示唆しています。

「九尾の狐」伝説とは
九尾の狐伝説とは、栃木県那須に伝わる伝説(平安時代)、九尾の狐は中国の王の后・インドへ渡り太子の后に化けてから悪行の限りをつくします。
その後、日本に渡り鳥羽院に仕え、この世を治め、人の世を滅ぼそうと企みますが、阿部泰成(陰陽師)にばれてしまい、栃木県へと逃げますが、そこでも悪いことを行います。
ついには、九尾の狐退治行われ、ついに鏑矢で射止められてしまい、巨大な毒石に姿を変えてしまいました。その後、和尚により三つに打ち砕かれて、その1つが栃木県の那須にあります。これを殺生石と呼んでいます。
火山性ガスが噴出していて、ガスの濃度によっては、立ち入り禁止区域となります。

インターネットの反応について
九尾の狐伝説で知られる栃木県那須町湯本の国指定名勝・殺生石が真っ二つに割れたことが3/5、分かった。数年前からひびが入っていたことが確認されており、自然に割れたとみられる。町観光商工課は、割れたのはここ数日ではないかとみている。https://t.co/leunu71fVf 自然現象なんで仕方ないのか…。
— A B R M F ☆ 現在は、社会人野球・ラグビー情報少なめ… 🍋🐻🐯 (@ma0214024n) March 6, 2022
インターネット上では
「可能であれば元の形に近い状態に戻すことが理想ではないか いやいやいやどうかそのままで これも自然の在り様なんで」
「殺生石に封ぜられていた玉藻の前は九尾の狐の姿に変じて逃げてしまったかな?
また世の災いとならないと良いのだけど💦」
「ついに封印が解かれたか… 九尾の狐様が復活する… 人々の悪意や憎しみが封印を弱めたのじゃ… もう終わりじゃ…終わりじゃよ… 慈恵法師様に祈るのじゃーーーーーーヾ( )ノ”」などの意見が出ています。
あれまぁ😲
殺生石に封ぜられていた玉藻の前は九尾の狐の姿に変じて逃げてしまったかな?
また世の災いとならないと良いのだけど💦殺生石 真っ二つ 以前からひび、自然現象か 那須(下野新聞SOON)#Yahooニュースhttps://t.co/Eljcuwoc1L
— Yoshi (@flyhighbluesky) March 6, 2022

まとめ
いかがでしたでしょうか。国の名勝に登録、那須湯本温泉近くの那須岳ある殺生石が割れてしまう事態になりましたので紹介しました。

コメント